採用情報

技術開発本部 材料開発部
2021年入社|理工学研究科修了

Profile

大学院の研究室では金属錯体の研究に取り組み、就職では化学系の研究開発職を志望。高分子分野の一つであるゴムを扱うタイヤ業界に魅力を感じ、TOYO TIREを選んだ。

タイヤ製品化のカギを握る材料開発は試行錯誤の連続

材料開発部はその名の通り、タイヤに使われる新しい材料を開発する部署です。タイヤのゴムは、ポリマーやカーボン、シリカ、さらには薬品など複数の原材料を配合して作られていますが、どの原材料を使用し、どのような割合で配合するかを研究しながら、新材料を開発しています。例えばポリマーには多くの種類が、カーボンには様々な特性があります。それらに新しい原材料を加えるとどのような効果が得られるか、また配合割合をどう最適化するかを検討するため試行錯誤を繰り返しています。

目標や方向性が固まるとまずはラボで実験を行い、その結果を基に工場で実際のタイヤを試作します。そして実際の量産工程に反映させるまでの一連の流れを支えるのが、材料開発部の役割です。その中で私が担当しているのはラボでの実験で、まずはゴムの原材料の配合を考え、それを機械で練り、排出し、加硫します。その後、物性評価を行い、得られたデータから考察を行うのですが、製品の種類や使用部位によってゴムに求められる性能は異なるため、その条件に合わせた最適な配合を考える必要があります。このプロセスは非常に奥が深く、上司や先輩方の経験やアドバイスにも助けられています。自分のアイデアを基に開発した材料が目標性能を達成したときの喜びは、言葉にできないほど大きいものがあります。

不具合の原因究明で得た経験を
より良い製品づくりに生かす

タイヤに不具合が起こった際の原因究明や、使用されているゴム自体に問題がなかったかを調査することも私たちの重要な仕事です。特に当社のタイヤは性能面だけでなくデザイン性も重要なポイントであるため、外観を損なわずどう改善していくかを意識して取り組んでいます。

最近タイヤの外観に関する特定の不具合が報告され、その原因調査と改善に取り組みました。その中で最も苦労したのはその報告された不具合をラボレベルで再現することでした。どのような条件で発生するのか手がかりを探りながら試行錯誤を続け、発生時期の天候なども考慮に入れるなど様々なアプローチを試した結果、ようやく再現ができたときはとても嬉しく、皆にサンプルを見せて回るほどでした。

現在も外観を改善するための原材料や配合の検討に取り組んでいます。タイヤの性能向上だけでなく、品質向上も重要な課題であり、その難しさに直面しつつも、大きなやりがいを感じています。

独自材料による製品化を目標に
開発者として成長したい

現在の私の目標は、新たな材料の配合を自分で考え、その材料が使用されたタイヤが生産されることです。そのためにはラボで良い結果を出すだけではなく、工場で大量生産ができるのか、コスト面をクリアできるのかといった様々な条件を乗り越える必要があります。簡単ではないからこそ挑戦したいという思いに駆られます。

また将来的には、異なる文化に触れることで視野を広げ、多くの経験を積むことができる海外の仕事にも挑戦してみたいと考えています。新たな挑戦を通じてさらに成長し、開発者としての可能性を広げていきたいです。

MY ITEM

評価実験をしているタイヤの見た目を伝える際、カメラは必須。また、タイヤのどの部分にフォーカスしたいのかも重要な情報であるため、写真の撮り方にもこだわっている。

DAILY SCHEDULE

9:00出社、ラジオ体操、メールチェック
9:30朝礼
10:00サンプル作成
12:00食堂で昼食
13:00物性測定
14:00試験データまとめ、考察
16:00進行中テーマに関して打ち合わせ
17:00打ち合わせの内容まとめ、実施すること整理
17:30次の日の予定の確認
18:00退社