コンパウンド作製前のプロセスにアプローチ。フィラーを高度に分散させるため、コンパウンド作製前に固形ゴム中のフィラー構造を最適化。
従来の加工法では得ることができない高度なフィラー分散体加工法が「ナノ・コンポジット・ポリマー」です。
従来の加工法では、固形のゴムと粉体の原料充填剤を混練していました。
それに対し、新規加工法では液体の原料ゴムと充填剤を撹拌、脱水処理をすることで、フィラーの高度な均一と分散化を実現しました。
ナノ・コンポジット・ポリマーによって、より高い次元で耐摩耗性能と低燃費性能を両立するゴム材料の開発が可能に。
耐摩耗性を維持しながら、ゴムコンパウンドのエネルギーロス(tanδ)の大幅抑制に成功しました。
ゴムコンパウンドエネルギーロス(tanδ)についても、従来加工法と比較し約20%の制御を実現しました。