製品を通じた社会課題の解決

TOYO TIREは創業以来75年にわたり、たゆまず技術革新を積み重ね、社会の変化や進化を捉え、社会課題の解決に貢献する製品・サービスを世界中のお客さまにお届けしてきました。

TOYO TIREの革新的なテクノロジー

多様な人々の社会参加を支える

日本をはじめとする先進国では、急速に進む人口減少や高齢化、あるいは自然災害などにより生じる交通弱者への対策が課題となっています。TOYO TIREは製品・サービスを通じて、多様な人々の社会参加を支えるモビリティ社会に貢献しています。例えば、当社グループが生産するトラック・バス用タイヤは世界の物流網や公共交通網を支えています。当社製品の耐久性、低燃費性はお取引先、利用者から高い評価を得ており、多様化するドライバーや乗車する皆さまの安全で快適な移動を実現します。

顧客ニーズの高度化へ対応する

社会環境の変化とともに、モビリティにかかわる人々の価値観や当社グループに対するニーズも高度化しています。当社グループはステークホルダーからご要望のあった課題を解決するだけではなく、新しい気づきや喜びを提供することを目標として製品開発に取り組んでいます。例えば、当社が開発した近未来型エアレスコンセプトタイヤ「noair(ノアイア)」は、ガソリンスタンドのセルフ化や電気自動車の自宅充電、カーシェアリングの普及など、モビリティ社会の新たなニーズに対応するため、メンテナンスフリーの追求とスペアレスソリューションの具現化を目指しています。noairは2017年に、エアレスタイヤとしては業界に先駆けて、乗用車装着での高速走行が可能なレベルへ到達しました。

TOPIC
タイヤ開発プロセスの高度化(T-MODE)
7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに 11.住み続けられるまちづくりを 12.つくる責任 つかう責任 13.気候変動に具体的な対策を

タイヤは路面と接する唯一のパーツとして、自動車に求められるさまざまな性能を満たす上で大きな役割を担っています。CASEの到来といわれ、モビリティ社会が大きな変革期を迎えている今、自動車タイヤにもさらなる進化が求められています。
タイヤには「モビリティの進化」を支える明確な性能や機能をスピーディに実現していくことが求められています。そのためには、設計の高精度化・高速化が非常に重要です。
当社は従来のT-mode(タイヤ構造解析と車両挙動解析を統合したシミュレーション基盤技術)から、シミュレーション技術を進化させ 、さらにAI技術を用いた設計支援技術を組み込み、新たに「T-MODE」としてタイヤ開発プロセスをより高度に進化させました。
また、第6世代のHPCシステム(High- Performance Computing system)を新たに採用したことにより、処理能力が4倍になり、機械学習データの自動生成や、超並列処理技術・多重処理能力の強化を実現しました。
新しいT-MODEのプラットフォームは、SPDM*の導入により、各種データを共通資産として一元管理し、設計者の間で共有します。
設計者が実施したシミュレーションのデータは、共有サーバーに自動蓄積され、データベース資産として新たな解析・予測に活用され、設計の効率化、高性能化につなげることができます。
さらに、蓄積されたデータを利用して機械学習が可能となり、より高性能なタイヤを、よりスピーディに開発できるようになりました。TOYO TIREは今後も、「次世代モビリティをデザインする独自のテクノロジー」によってタイヤを進化させ続けていきます。

*SPDM:Simulation Process and Data Managementの略。各種データを一元管理し、標準化されたプロセスを共有できる基盤システム。

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TOPIC
「PROXES Sport SUV」がロシア自動車専門誌で最高評価を獲得
3.すべての人に健康と福祉を

当社のプレミアムSUV用スポーツタイヤ「PROXES Sport SUV(プロクセス・スポーツエスユーブイ)」が、ロシア自動車専門誌「AutoReview」が行ったSUV用夏タイヤテストにおいて、最高評価※を獲得しました。
※19インチにおいて。17インチは3位。

AutoReviewは独自の評価プログラムにより、客観的に製品の安全性を評価しています。「PROXES Sport SUV」は、濡れた路面における高いウェットグリップ性能やドライ路面での優れた操縦安定性能に加えて、タイヤ側面の耐裂傷性にも優れていることが評価されました。

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気候変動リスクに対応する

モビリティ業界では、低燃費・低排出ガス技術の向上や、エンジン車に代わる次世代モビリティの開発など、今後想定されている気候変動に起因するさまざまなリスクへ対応する技術開発に積極的に取り組んでいます。当社も、エネルギーロスを抑制する素材加工技術や低燃費タイヤ、次世代モビリティ用自動車部品などの開発に取り組んでおり、それらの製品をグローバルに展開することで、モビリティ業界における気候変動リスクへの対応に貢献しています。例えば、当社は電気自動車(EV)メーカーのGLM株式会社とEV車両向け足回りモジュール(複合部品)の共同開発を行っています。道路状況に合わせ、自動車の各種緩衝装置を自動制御して揺れや振動を緩和することで滑らかな乗り心地を実現する自動車部品の開発を進めており、2020年中の製品化を目指しています。

気候変動や需要増加による資源枯渇へ対応する

多くの天然資源には限りがある中、気候変動や人口増加がもたらす資源不足の解決は社会の持続可能な成長に不可欠です。当社は、新機能性ゴムや持続可能な原材料(サステナビリティ材料)等の次世代材料の研究や耐摩耗性能の高い素材・製品の開発など、設計段階から各工程での省資源化に取り組んでいます。例えば、当社独自技術である「Nano Balance Technology(ナノバランステクノロジー)」を用いて資源特性を最適化することで、高い耐摩耗性能を維持しながら大幅な低燃費化を実現する新たな開発プロセスを確立しました。この技術を採用した製品は2019年春より供給を開始しており、製品の長寿命化による省資源化に貢献しています。

TOPIC
民間事業者初の燃料電池バス「SORA」に
当社バス用タイヤ「NANOENERGY M638」が採用
3.すべての人に健康と福祉を 7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに 11.住み続けられるまちづくりを 13.気候変動に具体的な対策を

京浜急行バス株式会社が民間事業者として初めて導入し、2019年3月から運行を開始した燃料電池バス「SORA」*に当社バス用タイヤ「NANOENERGY M638」が採用されています。
同商品は、当社がトラック・バス用タイヤ基盤技術として確立した「e-balance」と材料設計基盤技術「Nano Balance Technology」を採用して開発。耐摩耗性能と低燃費性能の両立を実現した、大型路線バス専用タイヤです。
「NANOENERGY M638」はタイヤ外側を縁石などによる外傷から守る「大型サイドプロテクター」を搭載するなど、製品自体の耐久性の高さは公共交通の安全運行を支え、お客さま先でのメンテナンス時の作業負荷を軽減します。また、高い低燃費性と併せてタイヤ、ひいてはモビリティ社会全体のライフサイクルCO2の削減に寄与する、環境性能に優れた商品です。

*SORA:トヨタ自動車株式会社が開発した量販型燃料電池バス。水素を使用して発電した電気でバスを駆動するため、CO2や環境負荷物質を排出しない非常に環境性能が優れた公共交通モビリティ。

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