安全な職場づくり

安全な職場づくり

TOYO TIREは全事業所において、安全の取り組みを「ハード(設備)」「ソフト(人)」「管理の仕組みづくり」の観点で進めています。
ハード面においては危険源のリスク評価を行い、設備の安全基準に基づいた危険源の排除、囲い込みやインターロックなどの安全対策を推進しています。ソフト面ではハード対策後に残る「残留リスク」の表面化に努め高残留リスクの表示や作業標準による管理、小集団活動(少人数グループによる自主的な改善活動)での危険予知活動等を通じたリスク管理を充実徹底しています。
一方、ヒューマンエラーによる災害も撲滅できていないため、引き続きリスク低減活動と人の行動を変えるための意識の高揚・維持活動に取り組んでいます。
また、日本国内では、全拠点の安全防災担当者および推進部による月次会議を本社で実施しています。

管理の仕組みづくりにおいては、安全管理システム(OSHMS/GSC/OHSAS18001)の充実を図っています。
労働関連で事故が発生した場合にも迅速に対応することで、会社や従業員へのリスクを軽減し、従業員の安全と会社の信用を守り、労働災害の発生を最小限に抑えることを目的として、労働災害対応マニュアルを策定しています。本マニュアルでは労働災害に対し、必要な危機管理体制・平時のなすべき事項、従業員の行動要領・有時になすべき事項を定め、労働災害発生時の対応の具体的な手順を明確にしています。
また多様な人材が就労する製造拠点においては、全ての従業員が安全に働けるよう、多言語による情報提供や、イラストや色警告を用いた指導を行っています。
こうした取り組みの成果として、2019年度は日本国内においては全災害度数率を2018年度比29%削減しました。

また、当社グループの従業員ではありませんが、日本国内の製造拠点において当社グループが管理する手段や方法で作業いただく方(以下、従業員以外の労働者)を対象に「入構安全教育テキスト」を配布するなど、従業員以外の労働者の安全衛生管理にも取り組んでいます。

2019年度は日本国内の従業員以外の労働者において、休業災害は発生しませんでした。

2019年度安全実績

  • 製造拠点従業員の休業度数率(100万延べ実労働時間あたりの休業災害件数)

日本:0.16 (2018年度 0.60)
日本以外の地域:1.82(2018年度 1.81)

TOPIC
TOYO TYRE MALAYSIA SDN BHD:マレーシア政府から安全賞表彰
3.すべての人に健康と福祉を 8.働きがいも経済成長も

TOYO TYRE MALAYSIA SDN BHDはマレーシアの労働安全省が実施している体系的労働安全衛生レベル強化プログラム(SoHELP)に参加しています。SoHELPは労働安全衛生が関連する問題の軽減と労働安全衛生法令の遵守を目的としており、マレーシア全土で270の多国籍企業が参加しています。
参加企業は本プログラムに基づき、一連の労働安全衛生マネジメント(計画→リスク評価→是正→経営層による監査→教育訓練→政府による監査)を実施します。同社はリスク評価により明らかになった課題に対し、職場での見える化や従業員の教育訓練に取り組みました。そうした活動が政府から評価を受け、2018年度に最も優秀な取り組みをした企業(BEST OVERALL WORKPLACES SOHELP IMPLEMENTATION 2018)の10社のうちの1社に選出されました。
今後も同プログラムを通じて、予防保全を徹底する安全な職場文化の醸成を推進します。

マレーシア政府から優秀賞「CHAMPION」を受賞

安全教育プログラムの充実

当社グループの製造拠点では「止める・呼ぶ・待つ」活動、指差呼称活動のほか、KY(危険予知)活動を実施しています。また、従業員一人ひとりが自ら取り組む安全活動として小集団活動を実施しています。
各拠点では階層別安全教育体系に沿って教育訓練を実施しており、特に、KYトレーニングと体感教育を強化しています。そのための訓練場として、体感教育機を使って設備の危険性を体感することで、ルールに従って作業することの重要性を学ぶ「安全KY体感道場」の設置を進めています。2019年度現在、7事業所に設置しています。
また、拠点ごとに過去の災害情報データベースやヒヤリハット情報から災害の傾向を分析し、実効性の高い対策と教育を実施しているほか、災害発生リスクの高い異常処置作業認定者への教育も強化しています。そのほか当社設備企画設計部門、工場設備担当部門では、セーフティアセッサ教育と有資格者の養成を進めています。2019年末時点で制度有資格者は241名です。

  • 巻き込まれ事故を体感する設備
  • 指さし確認訓練機
安全危険予知体感道場(左:巻き込まれ事故を体感する設備、右:指さし確認訓練機)
  • セーフティアセッサ資格:国際安全規格に基づく機械安全の知識、能力を有することを第三者認証する資格制度。機械の安全性の妥当性確認に必要とされる知識・能力に加え、妥当性判断の総合力を有することが客観的に認証される。
セーフティベーシックアセッサ(SBA) 機械運用が安全にできる
セーフティサブアセッサ(SSA) 安全性の妥当性確認に必要とされる基礎知識、能力を有する
セーフティアセッサ(SA) セーフティサブアセッサの持つ基礎知識、能力に加え、安全性の妥当性判断の総合力を有する
セーフティリードアセッサ(SLA) セーフティアセッサの持つ安全性の妥当性判断力に加え、第三者として安全性の妥当性判断の総合力を有する

(出典:日本認証株式会社)