健康経営の推進

TOYO TIREは、従業員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践する健康経営の考えを支持し、これまで、特に長期欠勤の主要因であるメンタル疾患への予防対策を強化してきました。
例えば、日本国内では健康経営の実践に向けた基礎的な土台づくりとワークエンゲージメントの一環として、メンタルヘルス研修会を管理・監督者から一般従業員まで展開するとともに、メンタルヘルスのeラーニングを実施しています。また、従業員の健康課題の把握と必要な対策を検討するため、労働安全衛生法によって義務づけられる以前から、日本国内の事業所でストレスチェックを実施してきました。受検率は毎年90%以上で推移しており、集団分析結果をもとに職場環境改善に取り組んでいます。
さらに、従業員の心と身体の健康づくりに向けた具体的な対策として、産業保健スタッフ・従業員支援プログラム(Employee Assistance Program:EAP)や、事業者と連携した個別指導・相談による不調者の早期発見とカウンセリングを通じて、長期欠勤者を減らしていく取り組みに注力しています。
また、長期欠勤に至った従業員に対しては、円滑な職場復帰を支援しており、一人ひとりの心身の状態を見ながら、個々のケースに最適なサポートができるよう職場復帰支援策の見直しを図っています。
なお、当社グループでは感染症・伝染病による被害を軽減し、従業員の安全を守り、リスクの発生を最小限に抑えることを目的として、感染症・伝染病対応マニュアルにおいて、必要な危機管理体制・平時のなすべき事項、従業員の行動要領・有時になすべき事項を定めています。

TOPIC
熱中症予防対策を強化
13.気候変動に具体的な対策を

TOYO TIREでは近年、新たな労働衛生側面におけるリスクとなった勤務中の熱中症への対策として、職場の暑熱・空調対策の実施や、従業員に対し定期的な水分補給を励行しています。
当社の特例子会社である昌和不動産株式会社では、感染防止対策と暑熱対策の両立を図る取り組みを進めています。気温の影響を受けやすい、屋外での清掃作業にかかる負担を軽減するために、新たな作業服を導入しました。この作業着では汗が乾きやすく清涼感が得られる等の効果があり、快適に作業を行う一助となっています。
今後は他拠点にも展開を行い、従業員が安全に働ける環境づくりに取り組んでいきます。

  • 新ユニフォームでの屋外作業 新ユニフォームでの屋外作業