技術系人材育成

技術系人材育成

TOYO TIREは、モビリティ改革の中で市場環境が激変すると予想される将来を見据え、困難や危機を持続的な成長へのチャンスに変えていくプロフェッショナル人材の育成に力を入れています。当社グループの屋台骨である技術革新を支える人材の育成においては、基礎知識教育、社外交流、技術の伝承に重点を置き、教育・研修に取り組んでいます。
例えば、TOYO TIRE株式会社では、全社の階層別教育を通じて研究開発に重要な資質である「論理的思考・ファシリテーション力」や顧客ニーズ思考をベースとして「課題解決力・イノベーション力」を備えた人材の育成を目指しています。さらに当社の技術系の各本部においても「技術専門性」を習得するための若手教育を実施し、毎年、各組織のミッションを達成するための人材育成を進めています。
2018年度、当社のタイヤ開発を担う技術開発本部においては、若手のスキル向上を目的として、入社5年目までのタイヤ技術者を対象に、一人あたり年間約115時間の教育・研修を行いました。本研修において、中堅社員が講師を担当することで「教えるスキル」の上達も目指しています。なお、教育・研修の成果については受講後の試験で目標レベルの到達を確認し、講師を担当した中堅社員も上長評価やアンケートを実施することで、レベル向上を常に図っています。
また、米国のTTHAグループ各社においても、従業員の技術力と問題解決能力を高めるための研修を実施しています。2018年度はTTHAグループとして年間1,318名が延べ約1.4万時間の研修を受講しました。

2018年度実施した主な研修プログラム(国内)

  • 中堅社員による若手向け基礎講座の開催
  • 社外研修への参加

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第8回全社技術開発発表会を開催

TOYO TIRE株式会社では、実用化を念頭におき、顧客(消費者)やお客さま(お取引先)のニーズや生産部門や販売部門からの声に応える技術開発を行っています。当社の最先端技術への取り組みやその活動成果を経営層へプレゼンテーションを行う機会として、全社技術開発発表会を開催しています。
2018年度は6件のエントリーがあり、「独自性、論理性、将来性、開発スピード、プレゼン力」の5つの観点で評価が行われた結果、最優秀技術開発賞をはじめ3賞を表彰しました。

2018年度各賞のテーマ

  • 最優秀技術開発賞熱応答性液晶エラストマー材料の開発
  • ユニーク賞分子シミュレーションによるゴム材料モデリング
  • サプライズ賞設備の見える化技術の開発

*エラストマー材料:ゴムのように弾性のある高分子材料

全社技術開発発表会の様子全社技術開発発表会の様子

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近畿化学協会「化学技術賞」「環境技術賞」を受賞

当社中央研究所における研究開発業績が近畿化学協会の「第70回化学技術賞」「第18回環境技術賞」の各賞を受賞しました。今回で化学技術賞は6回目、環境技術賞は2回目の受賞となります。
「化学技術賞」は、化学に関する研究・技術で、工業的・社会的・学術的価値が明らかになったものについて、顕著な業績と認められたものが対象とされ、当社の「熱応答性液晶ポリウレタンエラストマーおよびその繊維の作製と熱物性」の研究が表彰されました。また、地球環境との共存ならびにその維持・改善を積極的に意識し、方向づけがなされた新技術・改良技術で、工業的・社会的・学術的価値が明らかとなったものが対象となる「環境技術賞」については、当社の「二酸化炭素ガス分離膜の開発」が表彰されました。
当社は今後も顧客ニーズや技術状況を的確に捉え、次世代社会における顧客価値の創造、および既存事業に関わる基盤技術の強化を担う新技術・新商品の開発に取り組みます。