トップメッセージ

 当社は、TIRE(タイヤ)という言葉を社名に冠する企業グループであることに誇りを持ち、事業を通じてモビリティ社会を支え、豊かにしていきたいと考えています。

 2025年に創立80周年を迎えた当社グループは、2026年を100周年に向けた新たな20年の始まりであると位置づけています。同時に本年は、新中期経営計画「中計’26」始動の年でもあります。これまでの歩みを礎に、次の成長ステージへと踏み出す重要なフェーズとなります。

 当社グループは創業以来、時代環境の変化を真正面から捉え、柔軟かつ迅速に適応することで、幾多の難局を一つひとつ乗り越えてきました。変化を前提とする経営姿勢は、今後も変わることのない当社の経営の基軸です。「中計’26」では、この考え方をさらに進化させ、「業界屈指の経営スピード」と「TOYO TIREならではの独自性」を体現する経営を追求してまいります。

 その独自性の中核にあるのが、当社の技術力です。差別化された技術を鍛え上げることで、北米市場において本格的SUV/ピックアップトラック向け大口径タイヤのカテゴリで強固な地位を築いてきました。中計’26においては、セルビアR&Dセンターを新たなコア技術を研鑽する拠点とし、欧州を基軸にウルトラハイパフォーマンスタイヤのカテゴリを鍛え上げてまいります。さらに、祖業の一つでもあるトラック・バス用タイヤの優位性に磨きをかけ、攻勢に打って出ていく準備を始めていきます。

 こうした事業を支える基盤として、DXの推進や人的資本への投資を通じ、これまでにない有機的な連帯と変革を生み出し、事業の質とスピードを一段と高めていきます。データと人の力を融合させることで、変化への対応力と実行力を備えた、より強靭な企業体質を構築していきます。

 不確実性が高まる時代において重要なのは、自らのリソースや資本に誇りと自信を持ち、それらを磨き、育て成長させること。そして、必要な決断と行動を果敢に実行していくことです。当社グループは、この姿勢を拠り所に、環境変化に動じることなく、着実に前進してまいります。

 TOYO TIREグループは、中計’26で掲げる「業界屈指の経営スピードと独自性」を追求し、持続的な競争優位性を堅持、拡張しながら、さらなる企業価値の向上をめざしていきます。

 今後とも、TOYO TIREグループにご期待とご愛顧を賜りますようお願い申しあげます。

2026年3月