プレスリリース

TOYO TIRE株式会社（本社：兵庫県伊丹市、社長：清水隆史）は、優れたコージェネレーションシステム*を対象に表彰する「コージェネ大賞2019」において、主力タイヤ生産拠点の一つである仙台工場（宮城県岩沼市）が、コージェネ大賞「優秀賞」（産業用部門）を受賞しましたのでお知らせいたします。　

＊「コージェネレーションシステム（コージェネ）」：熱源より電力と熱を生産し供給するシステムの総称

（表彰式の様子）

「コージェネ大賞」は、一般財団法人コージェネレーション・エネルギー高度利用センター（通称：コージェネ財団）が新規・先導性、新規技術、省エネルギー性等において、優れたコージェネを表彰する制度で、2012年に始まり、今回で8回目となります。

当社は、仙台工場近傍を通る天然ガス供給インフラ整備計画にあわせ、生産設備に供給する熱エネルギー設備に、天然ガスを用いた高効率ガスタービンコージェネを導入いたしました。天然ガスは、燃やしてもSOx（硫黄酸化物）やススがほとんど発生せず、また地球温暖化の原因物質の一つであるCO2（二酸化炭素）の排出量も石油より少ない環境特性を有しています。

また、天然ガスは、耐震性を考慮した信頼性の高い高圧幹線によって供給されるため、当社はBCP（事業継続計画）の観点からも有効であると考えています。石油・石炭からの単なる置き換えではなく、環境負荷低減とBCP対策を同時に実現したエネルギー源として天然ガスを利用する当社の取り組みが評価され、コージェネ大賞「優秀賞」（産業用部門）を受賞いたしました。
 
また、製造拠点である桑名工場（三重県員弁郡東員町）や研究開発拠点である基盤技術センター（兵庫県川西市）においても、天然ガスを用いたコージェネをエネルギー設備に採用しています。
基盤技術センターのコージェネは災害時に停電が生じても運用可能な設備を導入しており、所在する川西市と災害発生時に避難場所を提供する協定を結び、停電が起こった場合も電源を確保した安全・安心な避難場所を市民に提供いたします。

当社は今後も継続的に、事業活動およびサプライチェーンの中で発生するさまざまな環境負荷を低減できるよう努めてまいります。

 

（当社仙台工場が導入した天然ガスタービン設備）　　（基盤技術センターのコージェネレーション設備）

（ご参考）
■国内タイヤ工場の熱エネルギー源を天然ガスに転換（2019年1月17日付）
　https://www.toyotires.co.jp/press/2019/20190117.html

 

以  上