プレスリリース
2024.01.09
2024年 年頭訓示
TOYO TIRE株式会社は本日、2024年度の始業にあたり、代表取締役社長&CEO 清水隆史より、社内に対して以下のとおり年頭訓示を行ないましたのでご参考までお知らせいたします。
【社長訓示要約】
当社は日々、弛まぬ研鑽を通じて、「原理原則を守る」「変化に適応する」「愚直に続ける」という3つの志を貫いてきた。強靭な骨格を備えるために、本質に迫る探究とそこにある真理に従うことが大事だ。「原理原則を守る」ことで道から外れることもなく、浮つくこともない強い骨格ができる。骨格の上にはしなやかな筋肉をつける必要がある。先入観や既成概念を排し、多様な視点で創意工夫のチャレンジを重ねていけば、本質的な感度や感覚が磨かれ、咄嗟の対応力が備わる。これこそ「変化に適応する」力である。我々は大きな体格を誇る会社ではなく、他とは違う輝きを備えた会社をめざしている。道を究めるために近道はなく、「愚直に続ける」ことだ。地味と思われようが、自らの信条を守り継続して挑戦し続けることで他を凌駕する輝きを掴むことができる。
2024年は中計の後半戦に入る。現状に慢心せず、これまでの取り組みをしっかり熟成させ、さらにその先を見据えて力をつける年にしたい。中期経営計画という羅針盤が示す方向へ、確固とした歩みを進め、変化に揉まれても機微よく適応し、実力値を底上げしていこう。業績に少なからぬ影響を与える外的な不確定与件に左右されないよう、その他のコストオペレーション項目を最適化していくことが肝要だ。当社が強みを持つ大口径タイヤへの需要シフトのトレンドを見極め、各生産拠点の操業効果を最大化しながら、性能とデザインを両立した付加価値の高い商品群をタイムリーに供給していかなければならない。
世界的に加速し始めているEV化に対し、本年はマーケットにおける将来的なプレゼンスに先鞭をつけていく大事な年になる。EV化はモビリティの変革を象徴的に示す断面であり、どこかを境に一新するものではなく、じわじわと地図が塗り変わっていく。持てる技術を結集し、変化のうねりをしっかりと捉えた商品開発が求められる。
当社は事業とサステナビリティの融合を図り、経済価値だけでなく社会価値を創造していくことを宣言している。事業活動の上流から下流に至るまで、そのプロセスに関与しているさまざまな関係者との関係性を点検し、健全で誠実性を担保したビジネスフローを確保していかなければならない。
当社は2025年に創業80周年を迎え、中期経営計画の着地を迎える。2024年は極めて重要な「準備の年」になる。着地点だけを見て事業を進めるのではなく、その次なる先の絵姿も描き始めていきたい。そのためには、自分たちが挑戦してきたことに自信を持ち、積み上げてきたものを熟成させていくことが必要である。こうした意思から2024年を、さらに「その先を見据え、愚直に力をつける年」と掲げ、取り組んでいきたい。
地道な努力を惜しまず、愚直に力をつけていこう。当社はそうして強くなってきた会社であり、これからもそういう会社でありたい。
以 上
【本件に関するお問合せ先】
TOYO TIRE株式会社 コーポレートコミュニケーション部
(本社) TEL:072-789-9110 FAX:072-773-3272
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