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プレスリリース

2011.06.20

生コン打設用先端ゴムホース 新製品 「テクノバトラーGT」の発売について

東洋ゴム工業株式会社(本社:大阪市、社長:中倉健二)のダイバーテック事業子会社である、東洋ゴム化工品販売株式会社(本社:東京都、社長:松尾典文)は、建設で使用される生コンクリート打設専用ホースの新製品「テクノバトラーGT」(オープン価格)を本日より発売しますのでお知らせいたします。

生コンクリート打設には専用ホースが使用され、作業者が先端部分(先端ゴムホース)を手に保持しながら作業を行ないます。建築物に使用される高強度生コンクリートの需要増加に伴い、生コン打設時の圧力が大きくなってきており、先端ゴムホースは強度を向上させるために、反力や重量の大きいものが採用されてきました。

今回の新製品「テクノバトラーGT」は、生コン打設の高圧化傾向に対応し、これまでよりもさらに耐摩耗性を向上させることで長寿命化を実現します。また、作業者に応じて負担軽減を図り、作業の取り回しが容易にできるよう、重量を約10%軽量化しました。これらは、当社が自動車用タイヤ製造で蓄積しているゴム繊維補強技術や、各種工業用ゴム開発時に研究しているゴム配合などを含めた材料技術などを応用して実現したものです。

生コン打設用先端ゴムホース「テクノバトラーGT」
生コン打設用先端ゴムホース「テクノバトラーGT」


■新製品の概要

商品名 生コン打設用先端ゴムホース「テクノバトラーGT」
発売日 2011年6月20日
サイズ 90A/96A/105A/85A*(*近日発売予定)
価 格 オープン価格


■製品の特長

1. 最適ゴム配合により長寿命化

生コンを排出する口元から2〜3m部分は内圧も高く、筒先端に比べて摩耗が激しいことから、ホースの内面ゴムに、自動車用タイヤ製造や工業用ゴム製品製造で培った当社独自配合による耐摩耗性ゴムを採用し、長寿命化を実現しています。

2.高強度生コンクリートの圧送にも対応

高層建築などで需要が増加している高強度生コンによる打設圧力に対応するため、高い強度と耐久性を備え、生コンを排出する口元の破断圧力*1を従来品と比較して約15%向上し、閉塞時の安全性を高めています。

3. 圧送時のねじれ抑制と筒先反力低減により、作業性を向上

ホース内側の各層にある補強コード角度バランスや配置について改良したことにより、ねじれの発生を抑制し、筒先曲げ反力を低減することができました。これにより、作業者の作業性や操作性を改善しています。

4. 加圧伸張率を低減

ゴムは伸張歪が大きいほど摩耗しやすいことから、当社の構造開発技術により、従来品と比較して加圧時の伸張率を抑え、耐摩耗性を約5%向上しています。

製品に関する詳しい情報は、東洋ゴム化工品販売のホームページでもご覧頂けます。

詳細はこちらまで。http://www.toyo-kohan.co.jp

※1 破断圧力:ホースの耐圧性能の一つで、ホース内部に圧力を加え、ホースが破壊した際の時の圧力。


以上


 

 

【本件に関するお問合せ先】
TOYO TIRE株式会社 コーポレートコミュニケーション部
(本社) TEL:072-789-9110 FAX:072-773-3272

プレスリリースは報道機関向けの発表文章であり、そこに掲載されている情報は発表日現在のものです。
ご覧になった時点ではその内容が異なっている場合がありますので、あらかじめご了承下さい。