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プレスリリース

2009.05.25

(ご参考) 転がり抵抗・制動距離性能向上技術で「第59回 自動車技術会賞」受賞

東洋ゴム工業株式会社(社長:中倉健二)は、社団法人自動車技術会から発表された「第59回 自動車技術会賞」において、株式会社本田技術研究所と共同で「技術開発賞」を受賞しましたのでお知らせします。

授賞式は、5月21日13時よりパシフィコ横浜で行われました。

「技術開発賞」は、自動車技術の発展に役立つ新製品または新技術を開発した個人会員およびその共同開発者に贈られる賞です。

・テーマ 「転がり抵抗・制動距離性能向上のためのタイヤトレッドゴムの粘弾性特性の最適化」
・受賞者 茂木 恵美子 (株式会社本田技術研究所) 研究員

溝根 哲也 (同上) 主任研究員

西谷 広滋 (同上) 主任研究員

長谷 裕之 (同上) 主任研究員

水谷 保 東洋ゴム工業株式会社 タイヤ技術第一部 担当リ−ダ−
・受賞理由 タイヤ外周部分は地面に接している時には縮み、その後戻るという変形を繰り返しているが、このときエネルギ−をロスしている。ロスの小さい材料は、燃費は良くなるものの制動性能が悪くなり、ロスの大きなものはその逆となって、材料で両性能を同時の向上させることは困難であったが、「通常走行時と制動時とではタイヤ外周面の使われ方が異なっている」と言う事実を研究より見出した。

タイヤは、制動時には車の外側になる部分を多く使っていることから、そこに制動性能の良い、エネルギ−ロスの大きい材料を使うことにより制動性能を損なうことなく、あわせてタイヤ断面形状を最適化し、路面接地部の面圧を均一化することなどで10・15モ−ド燃費で1.5%向上させた。

今回受賞対象となった技術は、本田技研工業株式会社から2007年より発売されているクロスロ−ド(2.0Lモデル)に新車装着している TRANPATH A20(サイズ 215/60 R17 96H)に採用されております。

<TRANPATH A20>   <クロスロード>
<TRANPATH A20> <クロスロード>

 

 

以上

 

 

【本件に関するお問合せ先】
TOYO TIRE株式会社 コーポレートコミュニケーション部
(本社) TEL:072-789-9110 FAX:072-773-3272

プレスリリースは報道機関向けの発表文章であり、そこに掲載されている情報は発表日現在のものです。
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