プレスリリース
2008.01.24
コニカルストッパー付鉄道車両用空気ばねの開発
東洋ゴム工業株式会社(社長:中倉健二)は、鉄道車両用空気ばねの新ラインナップ商品としてコニカル(円錐形状)ストッパー付き空気ばねの開発を行い、2007年12月14日よりヨーロッパ市場への納入を開始いたしました。
昨今の環境問題から世界的に大量輸送機関が注目されています。また、BRIC's圏でのインフラ整備が急速に進行しています。弊社は1954年に空気ばねの研究に着手。当時の特急車両である「こだま」「あさかぜ」への空気ばねの採用を皮切りに半世紀に渡り、新幹線を含む多くの鉄道車両に対応しています。今回、ヨーロッパ市場の設計思想*1に対応したコニカルストッパー付き空気ばねを開発しました。
昨今の環境問題から世界的に大量輸送機関が注目されています。また、BRIC's圏でのインフラ整備が急速に進行しています。弊社は1954年に空気ばねの研究に着手。当時の特急車両である「こだま」「あさかぜ」への空気ばねの採用を皮切りに半世紀に渡り、新幹線を含む多くの鉄道車両に対応しています。今回、ヨーロッパ市場の設計思想*1に対応したコニカルストッパー付き空気ばねを開発しました。
*1: | ヨーロッパの設計思想 ヨーロッパではパンク時も即時運転停止でなく営業運転させる為、乗り心地・安全性の面で柔らかい圧縮方向ばね特性が要求されます。更に、柔らかいばね特性でも車高を維持することが求められます。当社では空気ばねの内部に新たに開発したストッパー構造を介在させることにより非線形特性を持たせ、この背反する特性の両立を実現させました。 |

東洋ゴム工業(株)ではコニカルストッパー付き空気ばねの基礎技術の確立により、欧州向けにストッパー上下方向ばね定数の対応範囲1,000〜12,000(N/mm)を獲得、国内市場での対応範囲8,000〜12,000(N/mm)に比べ設計の自由度が大幅に拡大しました。こうした基盤技術の拡大により、当社は今後もますます多様化していく要求特性に対し積極的に対応してまいります。
以上
【本件に関するお問合せ先】
TOYO TIRE株式会社 コーポレートコミュニケーション部
(本社) TEL:072-789-9110 FAX:072-773-3272
プレスリリースは報道機関向けの発表文章であり、そこに掲載されている情報は発表日現在のものです。
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