緊急対策:全事業にわたる再監査の実施

2016年4月8日公表分

(ⅰ)(株)日本能率協会コンサルティング(JMAC)による当社監査の検証

策定趣旨

免震ゴム問題の再発防止策の一環として実施した緊急品質監査、品質・コンプライアンス調査委員会による監査の過程で、一般産業用防振ゴム問題に関わる不正が見逃されました。
このことを踏まえ、当社の全製品に対し、正しい品質管理・品質保証活動が行なわれていることを第三者の立場から検証するため、JMACに「監査方法の確立」および「全事業にわたる再監査」の支援業務を委託しました。

公表計画と進捗状況

あるべき工程管理内容の確立、再監査方法の決定(2015年12月末完了) 予定通り

対策実施内容

  • 2015年12月末に再監査方法を決定
  • 決定した再監査方法にて、監査を実施中

今後について

JMACの現場視察およびヒアリングにより、製造工程に存在する問題点を明確にするための視点と改善の方向性を示す監査11項目を設定しました。さらにJMACにて、その11項目が製品の企画段階から出荷段階にいたるまでのプロセスのどこに位置づけられるのかも明らかにしました。
JMACからは、当社における全ての品種に対し、正しい品質管理・品質保証活動が行なわれていることを、第三者の立場から検証可能と判断されています。

(ⅱ)再監査の実施

策定趣旨

決定した再監査方法に従い、東洋ゴム化工品株式会社(以下、CI)明石工場およびタイヤ国内工場に対し優先的に実施し、その後、他の国内拠点の監査を実施いたします。
海外拠点の再監査については、監査方法をJMACと検討の上、速やかに実施してまいります。

公表計画と進捗状況

CI明石工場の再監査実施(2016年3月末完了) 予定通り
タイヤ拠点の再監査実施(2016年3月末完了) 予定通り
CI明石工場、タイヤ拠点以外の国内拠点の再監査(2016年9月末完了予定) 予定通り
海外拠点の再監査(2016年12月末完了予定) 予定通り

対策実施内容

  • JMACに再監査を依頼し、監査を実施中

今後について

JMACによるCI明石工場(全5品種)の再監査では、監査基準11項目全てを満足しているかを監査しています。品質管理・品質保証活動が適切に行なわれ、正しい品質保証活動のもと、製品が出荷されていることの確認は、計画通り2016年3月末に完了しました。
タイヤ事業に関する国内拠点、仙台工場、桑名工場、福島ゴムの再監査もCI明石工場と並行して実施し、同様に正しい品質保証活動のもと、製品が出荷されていることの確認は、2016年3月末に完了しました。
CI明石工場、タイヤ事業以外の残り国内9拠点は、2016年4月以降に順次実施し、海外拠点は国内拠点の監査終了後に進めてまいります。