雪山への挑戦を支える
豊富な経験と確かなスキルを持つ雪山ガイド。
「挑戦」と「安全」の架け橋である彼らの
山に対する深い造詣と想いをご紹介します。
雪山への挑戦を支える
豊富な経験と確かなスキルを持つ雪山ガイド。
「挑戦」と「安全」の架け橋である彼らの
山に対する深い造詣と想いをご紹介します。
HAKKODA [八甲田]
HIROYOSHI SOMA 相馬 浩義
八甲田山ガイドクラブ設立者であり、
ガイド隊長。
八甲田山を知り尽くす
相馬浩義さんが語る雪山での安全とは。
長年ガイドをされてきて、
昔と今で変わったことはありますか?
変わったのは道具ですね。滑る道具の機能が良くなったので、より厳しい時期、厳しい時でも深く入れる、奥へ奥へ行けるようになったところはいいところじゃないですかね。
八甲田の冬は厳しいですか?
冬は厳しいですね。降雪量も多いし。でも、たくさんの雪で成長した樹氷には魅了されます。
冬が厳しい分、
逆に感動は大きいんじゃないかなと思います。
相馬さんの考える「雪山での安全」とは?
パーティー全体の限界を早めに見極める。それが一番大事。その限界を超えないように、八甲田を楽しんでもらいます。
もし、限界を超えて行動すれば、
あっという間に事態が悪くなっちゃうので
それに気をつけてやってます。
厳しい冬に向けて、
冬タイヤへの準備はいつ頃されますか?
10月の終わりには(スタッドレスタイヤに)チェンジしてます。積雪までいかなくても、冷えで路面が凍結する事もあるので早めに交換してます。
降雪の多い「八甲田ならではの魅力」
を教えてください。
春がやっぱり一番八甲田らしさを感じられるような気がします。山の中で遊べる時間が長くなるじゃないですか、丸一日どっぷり浸かれる春がいいかなって思います。
雪山ガイドの未来に対しての考えを
教えてください。
今やっていることを次の人達に伝えていくことが大切だと思っています。
ずっと長い間やってきたこと、続いてきたということにはちゃんと意味があるので、それをカルチャーとして、次の世代に伝えていく。
そうすれば、その次、またその次って、という風に続いていくと思っています。
自然は変わらないんで。
人はどんどん変わっていくけれど
山は変わらないから。
今をきちんと伝えていけば
綿々と続いていくんじゃないかと思っています。
相馬 浩義
HIROYOSHI SOMA
青森市生まれ。
26歳の時に、城ヶ倉温泉で山スキーガイドとして活動をスタートさせる。
1990年12月に八甲田山ガイドクラブを設立、翌年2代目隊長に就任。
スキー、スノーボード、テレマークスキーなど、
30年以上に渡り八甲田山系を中心に活躍し続けている。
相馬 浩義
HIROYOSHI
SOMA
青森市生まれ。
26歳の時に、城ヶ倉温泉で山スキーガイドとして活動をスタートさせる。
1990年12月に八甲田山ガイドクラブを設立、翌年2代目隊長に就任。
スキー、スノーボード、テレマークスキーなど、
30年以上に渡り八甲田山系を中心に活躍し続けている。
CAR & TIRES
MITSUBISHI PAJERO
TOYO TIRES
OBSERVE Gsi-6
265/70R17
CAR & TIRES
MITSUBISHI PAJERO
TOYO TIRES
OBSERVE Gsi-6
265/70R17
HAKUBA [白馬]
KAZUYA FURUSE 古瀬 和哉
長野県白馬村を拠点とし20年以上、
プロスキーヤー、スキーガイドとして
活動を続ける
古瀬さんからみた安全とは。
雪山をガイドするために
大切にしていることはありますか?
白馬の自然を長年、観察・記録しています。山へ行って、帰ってきて評価する、反省するっていう事を19年程ずっと続けています。
長年続けられる秘訣はありますか?
僕はこれを「面白い」と思ってやっています。当然仕事だし、安全管理の目的からやっているのですが、 元々雪がすごく好きでこの仕事をしているので全然、苦じゃないというか…楽しくやってます。ワクワクしながら。
ここ数年、環境問題が大きく取り上げられていますが長年観測を続けてきて変化は感じますか?
ハイシーズン中に雪の不安定性が生まれるなど、コンディションを落とす期間がいくつかあって、
特に今年は気温の上下が多かったし回数も多かった。
振り幅も大きかったので難しいシーズンでしたね。
古瀬さんのギアに対するこだわりを教えてください
滑走性能には妥協をしたくないですね。その上でどれだけギアを軽くできるかですね。
冬タイヤにもこだわりはありますか?
雪山やスキーと同じでコンディションが毎回違うじゃないですか。色々なパウダーがあるのと一緒で、同じ雪道といっても色々な雪道がありますよね。それを考えるとグリップ力は重視します。それと
冬タイヤには信頼感が欲しいですね。
白馬で暮らしていると絶対に毎日乗りますからね、車には。
雪山に挑戦する人たちへアドバイスはありますか
普段、日本で生活していると、ある程度安全が担保されてると感じていると思うのですが、
雪山に挑戦するときは「安全が担保されていない場所へ足を踏み入れるんだ」 という心構えがあればすごくいいと思います。
雪に関するトレーニングでも、雪崩に関する知識でもレスキューのトレーニングでも、 そういった気持ちがあると、より自分に入ってきます。 より学べると思うし、学ぶ気持ちがないと同じ時間を割いてもあまり入ってこなかったりするので、 その心構えを持っておいてもらえるとスムーズかなと思います。
古瀬 和哉
KAZUYA FURUSE
長野県木曽町出身。
3歳頃からスキーを始め、学生時代は競技スキーに打ち込む。90年代中頃からはニュージーランドや北米を中心に活動。
2004年から白馬に移住し、2019年にLOCUS GUIDE SERVICE を立ち上げる。
ガイディングやスキーレッスンなど多くの人が自然と調和する手助けをし続けている。
古瀬 和哉
KAZUYA
FURUSE
長野県木曽町出身。
3歳頃からスキーを始め、学生時代は競技スキーに打ち込む。90年代中頃からはニュージーランドや北米を中心に活動。
2004年から白馬に移住し、2019年にLOCUS GUIDE SERVICE を立ち上げる。
ガイディングやスキーレッスンなど多くの人が自然と調和する手助けをし続けている。
CAR & TIRES
TOYOTA HIACE REGIUS
TOYO TIRES
Winter TRANPATH TX
215/70R15
CAR & TIRES
TOYOTA HIACE REGIUS TOYO TIRES
Winter TRANPATH TX
215/70R15
All Photo : MIHO Furuse
TATEYAMA [立山]
DAISUKE MIZUMA 水間 大輔
立山山麓をメインフィールドに、
雪山ガイド、スノーボーダーとして
数多くの挑戦をサポートしている
水間大輔さんに聞く。
ガイドをしていて一番嬉しいのは、
どんな時ですか
お客さんに「すごい楽しかった」って言ってもらえることじゃないかと思います。お客さんにそう言ってもらえるように自分の中でプロセスを積み上げていって、それがうまくはまった時。
例えば、天気の読みだったり、ここに行ったらこういう景色が見られるとか。そういうことがキチっとはまっていった時が、
手応えがあって嬉しいなって気持ちになるんだと思います。
ここ数年でバックカントリーをする人が増えたと思いますが、以前とは何か変わりましたか
よく言うのは「山滑っても上手くならないよ」って。本数を滑れないから反復練習ができないんですよね。 普段どれだけその滑りを何回もやっているのかが、無意識のうちに動作として出るから、 まずはゲレンデをきっちり滑り込んで、自分の思うところで止まれるとか、自分が思ったところで曲がれるとか、
確かなコントロール技術を持っていないと
山に入った時に
普段の滑りはできないと思います。
ガイドをする上で「安全」とは?
たくさん情報を持っておいて、その中で管理していく。 早めに判断する。最悪のシチュエーションに対して、そうならないように
しっかりと準備する。
それが油断をなくすんじゃないかと思います。
立山は他の山と違いはありますか
冬期は完全閉鎖していることですね。12月1日から4月の二週目くらいまでは閉鎖されています。
やはり4月は待ち遠しいですか
特別感はあるんじゃないですかね。それまで人が入ってないこともわかっているので、極上のコンディションが残っているかもしれないというワクワク感はあると思います。
未来に関しての考えを教えてください
もっとガイドの必要性が浸透していって、 ガイドが標準装備になるような未来でもいいのかなって思います。 問われるものは多くなると思いますが、
ガイドをつけるのが
当たり前の文化になっていくことが
これから必要になってくるんじゃないかと思います。
水間 大輔
DAISUKE MIZUMA
1978年生まれ、富山県富山市出身。
ハーフパイプ競技でのスノーボードプロ資格取得を経て、
現在は富山県の立山をベースにバックカントリーフィールドで活動中。
奥深い剱、立山の魅力を長期間に及ぶテント泊にて映像を集め
スライドショーや試写会を行ない発信している。
水間 大輔
DAISUKE
MIZUMA
1978年生まれ、富山県富山市出身。
ハーフパイプ競技でのスノーボードプロ資格取得を経て、
現在は富山県の立山をベースにバックカントリーフィールドで活動中。
奥深い剱、立山の魅力を長期間に及ぶテント泊にて映像を集め
スライドショーや試写会を行ない発信している。
CAR & TIRES
TOYOTA HIACE DX
TOYO TIRES DELVEX 935
195/80R15 107/105N
CAR & TIRES
TOYOTA HIACE DX
TOYO TIRES DELVEX 935
195/80R15 107/105N
富山市内から立山駅までは車で45〜60分程度。
「シーズンとなる11月下旬〜末は立山駅周辺も雪になる可能性があるので、
スノータイヤを履いてたほうが良いと思います。」