女子サッカーU15世代に切磋琢磨の場を!TOYO TIRES レディース U15 フェスティバル2018 CSRパートナーとして大会に協賛

女子サッカーU15世代に切磋琢磨の場を!

TOYO TIRES レディース
U15 フェスティバル2018
CSRパートナーとして大会に協賛

 TOYO TIRESは、CSRパートナーであるベガルタ仙台とともに、9月16日17日の両日、宮城県石巻市にある石巻市総合運動公園を会場にTOYO TIRES レディース U15 フェスティバル2018を開催しました。同大会はTOYO TIRESのCSR活動の一環で、昨年に続き2度目の開催。東北の女子サッカーのレベル向上に向けて、対外試合の機会が激減する中学生の世代を対象に、天然芝でプレーする機会や県外チームとの対戦や交流の機会を設け、サポートしました。

東北女子サッカーの
普及・育成・発展の礎として

現在の女子サッカーの普及・育成を見た時、その置かれている環境は非常に厳しいものがあります。特に指導者の皆さんから聞かれるのが、「小学生までは男子といっしょにできるが、中学生になると途端に競技人口が減る」や「対外試合の機会が激減する」といった声。そんな現場から聞こえてくる声と、東日本大震災で被災した石巻市の復興に積極的に関与しているベガルタ仙台の思いを反映して始まったのがTOYO TIRES レディース U15 フェスティバルです。今回でまだ2回目ですが、この大会はこうした女子サッカー界を取り巻く環境の改善に一石を投じるものになると考えています。

今回は地元宮城県からFun Lady’s Football Club(仙台市)、リトルスターズ(仙台市)、コバルトーレ女川ジュニアユース女子(石巻市)と昨年の準優勝チームであるFHTペアーズ(塩竈市)の4チームが参加。さらに県外からFamiya Ladies’ Football Club(山形県米沢市)、いわきFC Girls U-15(福島県いわき市)を招待し、主催のマイナビベガルタ仙台レディースジュニアユースのU15チームとU14チームを加えた8チームで優勝を争いました。

秋晴れの、この季節としてはやや暑いぐらいのコンディションの中で行われた本大会。決勝に駒を進めたのはマイナビベガルタ仙台レディースジュニアユースの2チームでした。手の内を知る者同士の戦いは両者一歩も譲らず、PK戦にまでもつれこみ、これを制したU15チームが優勝トロフィーを勝ち取りました。

大会を通じてのコメント

<優勝チーム>

マイナビベガルタ仙台レディースジュニアユース監督

小川翔平氏

「慣れない天然芝でのゲームに、普段しないようなミスが多く見られました。こうした大会は普段はやらないゴールポストやネットの設営など運営に参加したり、他チームとのあいさつや交流などを経験できることが選手たちにとっては一番大きいと思います。また指導者にも、目的・目標の設定など広い視野で見ることができるので良い影響があると思います。ただ試合をして終わりではなく、町のクラブ単位でのレベルアップにつながれば良いと思います。」

<福島から招待>

いわきFC Girls U-15(福島県いわき市)監督

佐藤令治氏

「数少ない県外チームとの対戦ですし、天然芝でのプレーは良い経験になります。女子サッカーの将来を考えれば、単独チームだけでなく、合同チームでしか試合をできないところや初心者が集まっているチームなど様々あるので、サッカーは楽しいもの、と伝える機会の一つにこのような大会が役割を果たせば良いと思いますし、さらにベガルタ仙台のトップの選手などが姿を見せることで、めざすものを示すことも大事だと感じました。また、石巻での開催は震災からの復興を意味していると思いますので、同じく被災したいわきのチームとして一緒に盛り上げていきたいです。」

<山形から招待>

Famiya Ladies’ Football Club(山形県米沢市)監督

渡辺昭紀氏

「初参加でしたが、レベルの高いマイナビベガルタ仙台レディースジュニアユースと対戦できるのがやはり魅力です。強い相手に対して諦めるのではなく、いかに立ち向かうか、チャレンジしようという意識を芽生えさせるかが育成だと思っています。どんなものであれ、気づきなど持って帰れるものがたくさんあり、大成功だったと思います。」

プレナスなでしこリーグ1部

マイナビベガルタ仙台レディース監督 
千葉泰伸氏

東北の女子サッカーの普及・育成を考えれば、整備された天然芝で、県外チームと対戦できるこの大会はまたとない機会です。東北の女子サッカーのレベルはまだまだ低いと言えるので、こうした切磋琢磨できる機会を続けて、レベルを向上させていきたいです。」

関わるすべての人が成長できる大会

石巻市を会場としたこの大会は、ベガルタ仙台が石巻市との間で結ぶ復興支援連携の一環という側面に加え、東北の女子サッカーレベルの向上に重要な意味を持っています。参加チームの関係者からは「地方でいつもの顔ぶれでだけ試合をしていたら、絶対に出会えない強さを経験できる」「こんなにコンディションの良い芝でプレーする機会を子どもたちに与えられて幸せ」「大会と同時に同会場でトップレベルの選手のイベントもあれば、自分の目標を見つけられる」「この大会を通して、試合以外で経験することの方が人間的成長にとって重要」といった肯定的な意見が多く聞かれました。

 試合を総括すると、マイナビベガルタ仙台レディースジュニアユースのU15とU14の2チームが抜きん出た実力を発揮しました。実際に両チームとも初日のリーグ戦から他を圧倒する強さを見せ、2日目の決勝トーナメントも勝ち上がり、同門対決はPK戦の末にU15が優勝という結果になりました。
  しかし慣れない芝でのボールコントロール、肌で感じた強豪チームの強さ、そこにどう対抗していこうかという場面で生まれるチーム内での葛藤、大会運営に奔走する大人たちとの挨拶や交流などなど。これらすべてが中学生世代のサッカー選手にとって有益な経験であり、また指導者たちにとっても成長の場となったに違いありません。
 TOYO TIRESではこれからも、ベガルタ仙台のCSRパートナーとして同大会の開催を通じて東北の女子サッカーの普及・育成・発展に力を注いでいきます。

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