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- プロジェクト No.2「米国タイヤ工場(TNA)」 >
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米ジョージア州アトランタ市の郊外に位置するバートゥ郡。ここにTOYO
TIRE最大の生産拠点「TOYO TIRE NORTH AMERICA MANUFACTURING
INC.(TNA)」がある。
TNAは、敷地面積が約60万㎡。東京ドーム16個分に相当する広大な用地に工場建屋が連なるように並ぶ。規模ばかりではない。TNAは、高度に自動化された独自のタイヤ製造工法「A.T.O.M(Advanced
Tire Operation
Module)」の導入で、高品質な製品の多種少量生産を実現。
ピックアップトラック/SUV/CUV向けの大口径タイヤを生産し、TOYO
TIREの収益の柱である北米市場に供給している。TOYO
TIREは、2017年を起点とする中期経営計画で、2020年のタイヤ事業の売上高を4000億円規模にまで拡大する目標を掲げている。その実現にむけて最大のテーマは北米市場でのシェア拡大であり、TNAが果たす役割は大きい。TNAは先進技術を駆使した大型のタイヤ生産工場であると同時に、TOYO
TIREの将来にも大きな影響を及ぼす重要拠点なのだ。

TNAの操業開始は、2005年12月。翌2006年1月から、本格的な生産活動が始まった。初年度のタイヤ生産は60万本程度と極めて小規模だったが、その後「第2期」「第3期」「第4期」と段階的に生産能力増強をはかり、2016年末には年産1150万本体制を整えて現在にいたる。何もない更地の状態から10年余りの歳月をかけて、TNAはTOYO TIREの一大生産拠点へと発展を遂げたのである。だがTNAの進化が、そこで終わったわけではない。将来の需要拡大を見据え、5度目となる生産能力増強のプロジェクトが現在進められているからだ。完成すれば生産能力はさらに240万本追加され、年産1390万本にまで拡大する。スタートから今日まで、数えきれないほど多くの技術者や現場技能者が、TNAの建設プロジェクトに携わった。TNAはその汗の結晶であり、プロジェクトに携わったものにとっては「挑戦」の舞台でもあった。


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