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INTERVIEW|挑戦する社員たち 最新技術の研究で見えてきたゴール。越えられない壁などないと信じてる。 INTERVIEW|挑戦する社員たち 最新技術の研究で見えてきたゴール。越えられない壁などないと信じてる。
材料開発部
2014年入社
有機化学専攻

忙しさが楽しさでもある、研究開発最前線 忙しさが楽しさでもある、研究開発最前線

自動車用タイヤに使われるゴム材料は、ポリマーやカーボン、シリカ、薬品などの原材料を製品に応じてブレンドしてつくられています。自動車用タイヤに求められるグリップ性能や低燃費性能、耐久性能などを実現するために、どの原材料を、どんな比率でブレンドすればいいか。そんな配合技術を開発するのが、私のメインの仕事です。また配合技術開発の他に、社内の基盤技術部門と協力して、ブレンドする原材料そのものを検討することもあります。私たちが新たに生み出した技術でタイヤの新製品をつくる時は、設計通りのものを生産できるように工場の生産プロセス技術担当と一緒に考えをめぐらすこともあります。基礎研究的な仕事から、応用開発、生産プロセスまでに関わり、幅広い経験が積めるのは、この仕事のいちばんの魅力です。

私のいるグループのメンバーは、みなさん一人で多くの案件を同時並行で進めています。私が今担当している案件の数は、10件以上。しかも案件ごとに進捗状況は違うので、ときどき頭がパンクしそうになることも(笑)。でも私にとっては、それも仕事の面白み。これだけたくさんの案件を追いかけていると、頭の中に知識がいっぱい蓄積されて、それが互いに化学反応を起こして新しいアイデアが次々に浮かんでくるからです。また何よりも、入社3年目にして、研究開発の最前線に立ち、それだけ多くの案件を担当できるなんて、きっと他の会社では考えられないこと。TOYO TIREは、早い時期から活躍できて、多くの機会(チャンス)が与えられる会社です。

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壁が大きければ大きいほど、頑張る気持ちが湧いてくる。 壁が大きければ大きいほど、頑張る気持ちが湧いてくる。

担当している数ある案件の中でも、私にとって最大の挑戦は、将来を見据えた新しい配合技術の開発を、しかも主担当として任されていることです。自動車用タイヤは、グリップ性能や低燃費性能、耐久性能などの特性をバランス良く発揮することに主眼を置いて開発されています。ただし、バランスをとること自体が非常に難しい。これまでも様々な技術が検討されてきた中で、「さらに高次元なバランスで性能をアップさせる」というミッションを課せられています。性能アップはもちろんのこと、工場での生産プロセスも忘れることはできません。そんなこと果たして自分にできるのか?

この1年はまさに正念場。時間も限られる中で、毎日が真剣勝負です。緊張を強いられる毎日ですが、追いつめられた状況は多くのことを教えてくれるから、それをネガティブに受け止めたことはありません。ピンチはチャンス。壁は大きいほど、むしろ頑張る気持ちが湧いてきます。私たちが日々取り組んでいる開発が、将来いつか実用化できればいいというものであれば、それほど難しいことではないでしょう。でも、それだと意味がない。一日でも早く研究開発の成果を世の中にむけて発信してこそ意味があるし、だからこそハードルも高く、多くの困難が待ち受けています。でも乗り越えられない壁はないと、私は信じています。

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多くのことを学んだ、2週間のマレーシア出張 多くのことを学んだ、2週間のマレーシア出張

挑戦といえば、入社3年目、2016年の夏のマレーシア出張も忘れることはできません。あるタイヤ製品開発の試作のために、マレーシア工場に派遣された時です。現地に出向いて感じたことは、文化や生活習慣の違いでした。試作をうまく進めていくうえで、言葉の壁もありましたが、まずは現地スタッフとのコミュニケーションや人間関係の構築が重要と考え、自分から率先して行動を起こすことを常に心がけました。ときには英語の発音が悪く聴き取ってもらえないこともありましたが、伝わるまで何度も繰り返して説明したり、意見をぶつけ合うなど、粘り強く向き合いました。試作は数日かけて課題をひとつひとつチェックし、現地スタッフと協力しながら考えられる新たな課題を洗い出し、それらすべてを潰しこむことができ、出張の目的をクリアすることができました。

初の海外出張は、私に多くのものを残してくれました。問題解決のヒントは、思わぬところにあること。泥臭いことでも、ひとつひとつ地道にこなしていくことの大切さ。人と対話する時に、忘れてはならないこと……。そのひとつひとつが私の中でノウハウとなって、これから様々な経験を積む中で生かされていくでしょう。マレーシア出張が決まった時、キャリア豊富な先輩たちが大勢いる中で私が選ばれたのは、「経験を積んできてほしいからだ」と、上司は私に言いました。チャレンジする舞台を用意してくれたのは、人を大切にするTOYO TIREの企業文化だったのかもしれません。

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ProfileProfile

就活当初は化学メーカー志望だったが、TOYO TIREとの出会いがキッカケでタイヤの世界の面白さにひかれ、タイヤメーカー中心に軌道修正。TOYO TIREに決めたのは、仕事を熱く語る人事担当者に熱意と人を育てる風土を感じたことと、幅広い仕事を経験できる環境がゼネラリストをめざす自分に合っていると思ったから。入社後は、現部署で一貫して配合技術の開発に携わる。

Daily ScheduleDaily Schedule

8:45 出社
9:00 始業。ラジオ体操。メールをチェックして、その日の予定を確認
10:00 サンプルを作成
11:00 上司と打合せ
12:00 食堂で昼食
13:00 物性試験
14:00 試験データの整理、結果を考察して振り返る
15:00 研究中のテーマについて打合せ
16:00 プレゼン資料を作成
17:00 担当案件についてチームミーティング
18:00 退社

Daily Schedule

結果・考察と次への展開を説明するミーティングで使うのがレーザーポインター。自らの考えを人に伝え、ディスカッションするプレゼンテーションも研究開発には重要な仕事の一つ。

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