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エンジニアリング本部
電気システム・制御開発部
2010年入社
理工学部電気電子工学科卒
電気システム・制御開発部
2010年入社
理工学部電気電子工学科卒


自動車タイヤは、天然ゴムや合成ゴム、弾性値を高めるための硫黄、補強材としてのカーボンなどの原材料を混ぜ合わせてつくった「混合ゴム」を加工して、タイヤ成型部材、つまり材料を最初につくります。そんな材料づくりのための生産設備をコントロールするプログラムを開発するのが私の仕事。自動車タイヤの製造工程の中で、上流に位置する重要な仕事です。TOYO TIREは、海外にも多くのタイヤ工場を持ち、仕事では海外との接点も少なくありません。私もこれまでに3度、海外に長期出張し、タイヤ部材の製造設備立ち上げに関わりました。初の海外出張は、入社2年目。中国工場で、「押し出し設備」の立ち上げに関わりました。
また入社4年目には、マレーシアの工場で同じように生産設備を新たに立ち上げるプロジェクトに従事しながら1年半滞在。さらに6年目には、既存の工場の生産能力を増強するプロジェクトでアメリカに7ヶ月間滞在し、混合ゴムを均一な熱さや幅のシート上に圧延するカレンダー・ロール機の立ち上げを担当しました。TOYO TIREは、海外での売上げが全体の6割を占めるまでにグローバル化が進んでいます。海外工場は、世界の市場に製品を供給する重要拠点。設備立ち上げの仕事を通じて事業のグローバル化の一翼を担えたのは、大きな自信にもつながっています。
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3度の海外プロジェクトでいちばん印象に残っているのは、7ヶ月間のアメリカ出張です。中国では先輩や上司がたえずそばにいて、様々なアドバイスをくれたし、マレーシアでは一人の担当者として現地に出向いたものの、大事な場面では先輩や上司から必要なサポートを受けていました。それがアメリカ出張では「主担当」を任され、大きな責任を背負って現地に出向くことになったからです。これまでのように先輩や上司のアドバイスやサポートを受けることはできません。すべてを自分の責任で、解決しないといけないのです。今までにない挑戦になる――。そう感じながら、日本を離れました。
現地では、スケジュール通りに計画が進まないことがいちばんのネックでした。現地の担当者にとっては、設備が立ち上がればそれでOK。期日は重要な問題ではなく、仕事の優先順位が低いという根本的な意識の違いが原因でした。このままでは予定通りに立ち上げを完了できないと考え、PM(プロジェクトマネージャー)
に相談したり、担当者とコミュニケーションをとる時間を増やし、タスクを書き出したリストを作成して仕事の優先順位を決定するなど、様々な工夫を行なって、どうにか期日までに立ち上げを完了することができました。一人の力には限界があること、まわりの協力を得ることの大切さ、人の動かし方など、今振り返ると、プロジェクトを通じて、とても多くのことを学んだと思います。7ヶ月間のアメリカ出張は、エンジニアとしての自分を一回り大きく成長させてくれました。
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7ヶ月のアメリカ出張から帰国して、1年余り。今は新しい設備開発を手がけています。グローバルに活躍の場を広げているTOYO TIREでは常に将来を見据えて、次のプロジェクトが立ち上がります。私も今までの経験を生かして現状に満足せず、「必ずやり遂げる」と気持ちを引き締めて、仕事に取り組んでいます。
TOYO TIREは、様々なキャラクターや専門知識、経験を持った人が集まり、多様性を推進力に成長を続ける会社です。就活中、私が最初にTOYO TIREに関心を持ったのも、大学の企業説明会に来られた人事担当の方がとても熱い人で、どちらかといえばクールな印象の企業が多い中で、ひときわ強烈な印象を残したことがキッカケでした。その一方で、会社主催の説明会では、技術者の方がエンジニアリング部門の仕事を分かりやすく解説してくださり、仕事を具体的にイメージできました。そんな多様な先輩たちに囲まれていたら、きっと仕事も楽しい。その思いが、入社を決めた理由でした。ほどよい緊張感に包まれ、どんな時も新しい可能性にチャレンジする姿勢を失わないTOYO TIREという会社の気風が私は大好きだし、多様性を尊重するオープンな風土の中で、エンジニアとして成長を続けていきたいと思っています。
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2週間の研修の後、1年間、先輩技術者の指導のもとで生産設備の制御プログラムの開発や業務の流れなど、実務を学ぶ。入社2年目、中国工場で新たな設備立ち上げに関わったあと、マレーシア、米国と続けて海外長期出張を経験。2016年3月末に帰国。現在は、国内工場の設備改良と設備開発の仕事に携わる。
8:50 | 出社 |
---|---|
9:00 | メールをチェックし、取引先などに電話連絡 |
10:00 | 制御盤を製作するメーカーに設計変更を依頼 |
11:00 | 検査機器を取り扱う商社の営業担当と商談 |
12:00 | 食堂で昼食。仲間と談笑。頭の中を空っぽにできる唯一の時間 |
13:00 | 電気図面、電気工事用の配線系統図を作成 |
14:00 | 評価試験のためのプログラムを改良 |
15:00 | 緊急の会議。テストスケジュールの見直しについて話し合う |
16:00 | 明日の工場での打合せに備えて、資料作成 |
19:00 | 退社 |
外出や突発な会議も多く、毎日がタイトなスケジュール。1分1秒でも時間をムダにしたくないから、時計はいつも肌身離さず持ち歩いています。
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