宮城県名取市 だて正夢生産者
今野裕章さん
農家の息子として、小さい頃から米づくりの手伝いをしていました。ササニシキや、ひとめぼれも作ってきましたね。宮城県は米どころですし、米づくりに対する誇りみたいなものは子どもの頃からずっと感じてきました。その中で、新ブランド『だて正夢』の話が舞い込んできて、私も挑戦してみようと思ったわけです。だて正夢は普通のお米ともち米の中間くらいのねばりがある「低アミロース米」で、もちもち感があり、うまさや甘みもあります。炊きたてがおいしいのはもちろん「冷めてもおいしい」というのが売りで、おにぎりやお弁当にもピッタリなんです。
稲穂も倒れにくく、寒さへの耐性もありますが、幼穂形成期や減数分裂期に追肥する必要があり、田んぼに足しげく通い、追肥の時期や量を見極める必要があります。残念ながら1年目は追肥のタイミングを逸し収穫が芳しくありませんでした。既存の品種であれば、経験を生かしてコントロールできますが、だて正夢は経験値も少なく、まだまだ試行錯誤を繰り返している状況です。でもおかげさまで今年はなんとか満足できるお米ができたという手応えがあります。手をかければかけた分だけ良く育つ。だて正夢は、そういう実感と喜びがある品種なんだと改めて感じました。これからも努力を重ねながら、自分が「おいしいと自信を持てるものだけ」をお届けしたいと思っています。
TOYO TIRE株式会社
品質保証課 品質管理グループ
檀崎貴広
私が所属する品質管理グループは、品質を満たしたタイヤだけをお客様に出荷することが仕事です。私たちの工場で作ったタイヤを買ってくださるお客様に満足していただく。それがモノづくりをする人間が果たす責任だと思っています。
タイヤの製造工程は、ゴムを練り、部材を作り、タイヤの形に組み上げ、熱と圧力を加えて仕上げ、最後に外観と性能検査を行い全て合格したタイヤだけが出荷されます。タイヤの品質を維持管理することが私の仕事ですので、全ての工程を把握し、問題が発生したらすぐに現場に向かい、迅速に対応することを日々心掛けています。
より良い製品を作り続けるためには、一度発生した問題を繰り返さないことです。そのためには原因調査に執念を持って取り組んでいます。「解決するまでやり抜く」が私のモットーです。
品質管理グループに配属されて1年ほどになりますが、品質を守る最後の砦ですので責任は重大ですが、とてもやりがいがあります。全ての工程を把握するためには幅広い知識が必要となります。それぞれの工程の担当者の方から教わることが多いので日頃からしっかりとコミュニケーションを取ることを心掛けています。品質を守るためにも情報の共有は必要ですから。元々人と関わる仕事がしたいと思ってこの会社に入社していますのでそういった意味でも仕事にやりがいを感じています。
品質保証課は「TOYO TIRESの品質」をお客様に約束する部署、品質の最後の砦です。「お客様が満足するタイヤだけを出荷する」その思いで、日々の業務と向かい合ってます。
ここ宮城から、世界に驚きと感動を届けたい。一本のタイヤに、技術と情熱のすべてを込めて。日々、新たな挑戦を続ける仙台工場の様子をご覧ください。