宮城県大衡村 ベジ・ドリーム栗原(パプリカ生産者)
山本敏宏さん
実は、宮城県はパプリカの国内生産量で、第1位を誇っているんです。その大半を担う弊社「株式会社ベジ・ドリーム栗原」では、宮城県内に2つの農場を保有し、オランダ式の最新鋭の設備を導入。安全・安心な美味しい国産パプリカを生産しています。限られた敷地で通年パプリカを栽培・収穫するために、温室内で養液栽培を行なっているのですが、天窓や保温カーテンの開閉、室温管理などはすべて環境制御システムで管理しています。また室温を冬でも20℃以上に保つために、隣接する自動車工場の排熱を利用するなど、環境にも配慮しています。
パプリカは、環境に左右されやすく、日々現場で観察し、栽培管理に細心の注意が必要です。何よりも傷・病気・虫から守ることが大切なんです。そのために日光が効率良く届くように、葉かき、芽かきを行なうなど、人の手による手入れも欠かせません。なるべく農薬を使わずに済むよう天敵による害虫駆除を行なうなどの工夫も重ねています。
パプリカは機能性の高い野菜で、ビタミンCはレモンの2~3倍。従業員・施設・環境の力をしっかりマネージメントし、肉厚でみずみずしく、栄養価が高いパプリカで皆さまの食卓を鮮やかに彩りたいですね。
TOYO TIRE株式会社 検査課 第一検査グループ
酒井稔浩
何人もの同僚が一工程ずつ積み重ねて私の手元まで届けたタイヤを、作り手の気持ちや思いも含めてお客様につないでいく。そんな気持ちで、私が所属する検査課では、タイヤづくりの締めくくりとして最終的な品質のチェックを行なっています。
タイヤの走行状態での均一性を計測するユニフォミティ測定、揺れと振動をチェックするバランス測定などの自動検査システムによる品質検査に加え、機械では見極められないような細やかな品質チェックをするために、目視・触手での検査も実施。1日に検査するタイヤはかなり多いですが、限られた時間の中で、厳しく確実に、品質チェックをしています。
万が一問題があればすぐに品質保証課にフィードバックする仕組みになっていて、全社体制で確かな品質を確保しているんですよ。
現在20名ほどのチームを3班編成して検査を行なっており、私はそのうちの1班のリーダーを担っています。TOYO TIRESの品質を満たさない製品は絶対に世の中に出したくない。そのためには、効率的な機械の稼働や人員配置など、チーム全体を的確に回していくことが大切。大変ですが、従業員・施設・環境をしっかりマネージメントして会社としての品質を守っていくことに、誇りとやりがいを感じています。
ここ宮城から、世界に驚きと感動を届けたい。一本のタイヤに、技術と情熱のすべてを込めて。日々、新たな挑戦を続ける仙台工場の様子をご覧ください。