宮城県蔵王町 りんご生産者
佐藤宏一さん
鮮やかな黄色、蜜の豊富さ、甘く濃厚な味わいが特徴の『蔵王はるか』。
普通のりんごの糖度は12~13度程度ですが、『蔵王はるか』はそれを2度上回る15~16度をブランド基準としています。たった1度の糖度、りんごはそれだけで格段に甘さ・香りが変わります。私たちがこだわっているのはまさにココ。そのために、収穫した果実全てをセンサーで糖度検査し、15~16度という糖度はもちろん、色、形、香りなど厳しい基準をクリアしたりんごだけを『蔵王はるか』の名で出荷しています。
『蔵王はるか』は、紙袋をつけて栽培していますが、収穫時の芳醇な香りをお手元まで届けようと、出荷時にはひとつひとつナイロン袋にラッピングし直して発送しています。ですから袋を開けた瞬間の香りは格別ですよ。甘さとともに、このいい香りもお楽しみいただければと思っています。
TOYO TIRE株式会社 技術課
開発設計グループ 山本達也
さまざまなシミュレーションを経て設計された仕様書をもとにタイヤをつくる。
ごく当たり前のことのようですが、机上の設計と実際に形にするのとでは、どうしてもズレが生じてしまうものです。
兵庫県にあるタイヤ技術センターで設計された仕様書に基づき、求められる性能すべてを満たした“商品”として成立させるために、調整をしてしていくのが私の所属する技術課・開発設計グループです。
以前担当した国内向けの新製品では、転がり抵抗の向上をめざして試作と検証を繰り返し、材料の配合やタイヤ部材の構造を再考・調整すること7~8回。それだけに、要件をすべてクリアできたときの気持ちは格別でしたね。
新商品に求められた高い性能を実現することはもちろん、作り手にとっても製造しやすい設計を意識しながら、チャレンジする毎日です。
ここ宮城から、世界に驚きと感動を届けたい。一本のタイヤに、技術と情熱のすべてを込めて。日々、新たな挑戦を続ける仙台工場の様子をご覧ください。