宮城県亘理町 イチゴ生産者
斉藤由紀子さん
私たちがつくっているイチゴは、宮城独自の品種「もういっこ」。大粒で甘みと酸味のバランスが良く、名前の通り、ついもう一個食べたくなる。どの粒を手にとっても同じおいしさを楽しんでもらうために、就農43年目を迎えた今でも毎日がチャレンジです。特に、イチゴは気温の変化や病気に弱い果物。水量やハウスの温度調整など、栽培には細心の注意を要します。正直、実の子どもと同じくらい、手がかかりますよ。でも、愛情を注いだ分、しっかり甘くなって応えてくれる。だから大変だとは思いません。この宮城で、昔と変わらずイチゴに向き合えることが、何より嬉しいです。
トーヨータイヤ物流株式会社
小野彩
工場で完成したばかりのタイヤは、一見どれも同じ。ラベルを貼ってはじめて、「商品」になります。ラベルは本来商品情報を伝えるものですが、私はタイヤに施すお化粧のようなものだと思っています。工場のみんなが心を込めてつくったタイヤですから、より多くのお客様の目に留まるように、少しでもキレイに仕上げて送り出してあげたい。そう思って業務に当たっています。
早く、そして正確に。たくさんのタイヤにラベルを貼るには、実はコツがいる。経験を重ねてわかってきたことですが、タイヤは気温によって微妙に硬さが変わるんです。肌の調子に合わせてお化粧を変えるのと同じように、ゴムのわずかな変化を見極めて、貼るときの力加減を調節しています。すると、シワなくまっすぐ貼れる。ピシっとラベルが貼られたタイヤが並んでいるのを見ると、気持ちがいいですね。
ここ宮城から、世界に驚きと感動を届けたい。一本のタイヤに、技術と情熱のすべてを込めて。日々、新たな挑戦を続ける仙台工場の様子をご覧ください。